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バングラデシュお菓子情報!!(1)
(スナック編)


「モンド・セレクション金賞受賞!」
HAQUE「Mr.Cookie」
 30代の日本人であるボクにとって、「モンド・セレクション金賞受賞」といえば、日清製菓のバターココナッツが唯一無二の存在だったわけですが、この「Mr.Cookie」はそれとほぼ同じつくりのサブレであり、かつ「モンド・セレクション金賞受賞」のマークがパッケージに踊っています。

 バングラデシュのお菓子も世界に羽ばたくようになったかぁ・・・と感慨深いものがある一方で、ほぼ同じつくりの別のお菓子が同じ賞を受賞するってのは、どういうものかしら・・・と思ってしまいます。

 しかし、この黒帽子のキャラ、柳原良平氏のトリスおじさんをおもわせるちょっとイキな感じですよね。

 ちなみに、「バターココナッツ」の日清製菓は倒産したんですか?道理で最近見ないと思った。

「フレッシュ、テェイスティ、&クリスピー」!
「Potato Crackers
 カルビーの「サッポロポテト・バーベQあじ」みたいな食感のスナックです。ボクが初めてバングラデシュにやってきた10年ほど前には、これが最も日本のお菓子に近いもので、これを食べて郷愁を覚えた思い出があります。ま、日本の味に近いのも当然で、N.P.FOODSという大阪の会社の技術協力を得て作られた、と袋の裏に書いてあります。

 日本語の「フレッシュ、テェイスティ、&クリスピー」が泣かせますね。いや、マジで「テェイスティ」です。

農村から都会まで、バングラデシュの古典スナック
PRAN「CHANACHUR」
 「チャナチュール」というのは、小麦粉ベースの揚げ菓子で、「ベビースターヌードル」みたいなのや平たいものに加えピーナツが入っていたりします。村では紙袋に包んで量り売りしている、伝統的なスナックです。

 細いやつはベビースターみたくポリポリクリスピーなのを想像しちゃうのですが、作り方が違うのか、ちょっとモサモサした食感。ま、そこが素朴でよかったりするのです。辛いのが平気な人には、ビールのお供に最適です。

こちらも定番チャナチュール(辛そう・・・)
RUCHI「CHANACHUR JHAL」
 こちらもチャナチュール。ちょっとこっちのほうが見た目辛そうですよね。「JHAL」というのは、「日本航空」のことではなくて、「辛い」という意味のベンガル語です。ベビースターとかに似てるから子供に食べさせてみよう、と思う人がいるようですが、とても辛いので、やめておきましょうね。

 ところで、量り売りのチャナチュールというのは、細いヤツと、板みたいなヤツとピーナッツ、そしてマサラを好みに応じてブレンドしてくれたりすることがあります。インドにいたころ、チャナチュール工場の跡取り息子のゴビンドという友人がいて、彼の店で「ゴビンド・スペシャル」という特製ブレンドのチャナチュールをもらったりしました。ボクにとっても馴染み深いお菓子です。

「かっぱえびせん」系?
「Meridian Fresh Chicken Sticks」
 これは、もともとタイで生産してるスナックで、バングラデシュで中身を輸入して加工(?)し、バングラデシュ向けのパッケージをして販売しているそうです。見た目は、まんま「えびせん」。味はちょっとスパイシーなチキン味。食感は「えびせん」よりちょっと「横綱あられ」っぽいかな。

 うーん、なんかローカル色というか、面白みに欠けるんですよね。もともとタイ製だからしかたないけど。いまどきチキンの丸焼きを前面に押し出すセンスも、いかがなものか・・・。

 ちなみに、袋の奥にはなぜかトマトソースが同包されていました。全部喰ったあとにこんなん出てきても・・・。

これまた「えびせん」系
RUCHI「Shrimp Flavor Sticks」
 見た目は、かっぱえびせんと酷似していますが、とてもかるーい「揚げ玉」のような食感です。お味もえび味。とてもかるーいスナック。

 しかし、これもパッケージのセンスに脱力感を覚えます。えびが跳ねてるのはいいとして、むきえびですよ、しかもゆでたやつ・・・。脳下垂体に直接訴えるストレートなデザイン・・・。もすこしひねりがほしいですね。

 ちなみにブランド名の「RUCHI」とは「好み、美味」といった意味のベンガル語です。

無邪気な(?)パクリ商品
Dew Drops Food Product「MARSH MALLOWS」
 大胆なパクリ商品ですね。どこにもディズニーのクレジットはありません。正真正銘のパクリです。ただ、「ばったもん」というにはしのびない、なにか天真爛漫さみたいのがありますよね。「知的所有権とかよくわかんないけど、プーさんとかティガーとかカワイイし、子供も喜ぶじゃん?」みたいな。強欲なディズニーもさすがにこれを訴える気にはならんでしょう。

 ちなみに、中身は紅白のマシュマロ。「一口サイズ」というにはやや大きすぎる6個の固まりが入っています。なんか表面がパサパサなんですけど、まあ、マシュマロの味です。

トマトとパプリカの味の「ひねくれ者」
Bombay Sweets「Mr.TWIST」
 これもPotato Crackersと同じBombay Sweets社製で、大阪のN.P.FOODSの技術協力によるものです。キャッチフレーズはやはり「Fresh, Tasty & Crispy」ですね。

 鑑賞ポイントはいろいろあるでしょうが、やはり白眉はマスコットのナポレオンみたいなおじさんでしょうか?イカしてます。きっとジャガイモがモチーフなのでしょうね。


 お菓子そのものは、スパイシーなトマト味。わりかしいけます。