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ボシュンドラ・シティー体験記(2004年10月)

 「南アジア最大のショッピング・コンプレクス」との鳴り物入りでダッカの目抜き通りに先日オープンした、この「ボシュンドラ・シティー(Bashundhara City)」。早速行ってみました。確かにでかい。なんでも、「南アジア最大、世界で12番目」の大きさなんだとか(7月18日付Daily Star紙)。一体、中はどんなことになっているんでしょう?

 ちなみに、「ボシュンドラ(Bashundhara)」とは、「地球(globe)」の意味です。

これが、ボシュンドラ・シティー正面。周りの平屋の商店を見下ろす威圧感。

つくづく、大変なものができたものです。
これが看板。ロゴマークはちょっとギリシャっぽいですね。
ここがエントランスホールとなっているアトリウム。まさに「巨大ショッピング・コンプレックス」って感じ。

(蛇足ですが、真ん中でエスカレータに乗ろうとしている親子はうちの妻と娘です。)
見上げると、そこには青空が・・・。

ちょっと怖い話をしますと、バングラデシュではたまに雹が降ることがあります。しかもけっこうでっかい固まりが降ってきます。昔、車に乗っているときに雹が降り出して、ボディがベコベコになりかけたことがあります。このガラス屋根は・・・、きっと大丈夫ですよね、ハハハ。
展望エレベータですね。巨大デパートのお約束ですが、僕は高所恐怖症ですので、決して乗りません。

ちなみに、見ているとまっていてもなかなかリフトがこなくて、待っている人たちはいらいらしているようでした。
ここは、1階フロア。朝10時の状態ですが、人通りはまばら。この時点では、開店している店は少なくて、昼前後になってやっと店の多くが開店する感じでした。
ショッピング・コンプレックス部分は8階建てなのですが、1階から6階までは基本的に写真のような独立商店が無数に軒を連ねる状態。

この手の商店2500軒以上分の店舗スペースがあるってんだから、あきれたもんです。1フロアに400軒以上・・・。そんなの、とても見て回れないよー。

大きなスーパーマーケットとかが相乗りしたらよいのに、と思うのですけどね。
ご想像の通り、いまだ多数の店舗スペースがこんな状態です。

せっかくこれだけの「箱物」作ったのに、もうちょっとなんとかなんないのかなーと思っちゃいますね。2500の店舗スペースが埋まるのを指をくわえて待つより、せめて宴会場とか会議場とか作ったらそれなりに固定収入が期待できるだろうに・・・。
そんな中期待が集まるのが、いまだ用途の決まらない7階部分。区画整理もまだのようです。

ここは楽しいところになってほしいなあ。
そして、最上階の8階です。陽が差し込むいい空間ですが、いかんせんまだ何もなし。
唯一集客の核となっているのがこの「スター・シネプレックス」。めったに外国映画が入ってこない当地にあって、最新映画(?)の「スパイダーマン2」を上映!結構話題となっているようです。

上映時間は12:30と15:30の2回のようです。
ここは、「テーマパーク」区画なのですが、営業しているのやら、いないのやら・・・。しかし、クレイジー・ボウラーのボクは、「BOWLING」の文字を見逃さなかった!!うーむ、これは期待。

とりあえず見える範囲にはゲーセンのアーケード・ゲーム群しかありませんでしたが。
朝早いせいでしょうかね、いくつかのファーストフード店は、こうして飾り付けがされていてオープンしてるっぽいのですが、残念ながらこのときには閉まってました。
いかに近代的なデパートであろうとも、交通インフラはバングラデシュ。ここで家具や電化製品を買った人は、「バンガリ」という、荷台のついたサイクルリキシャを利用します。

こういうの見ると、ちょっとほっとしたりします。
結論: ま、これからに期待ってとこですかね。見に行く分にはおすすめですが、家族連れで半日つぶすのも、今の状態ではちょっとキビシイかな。

ちなみに、ひやかしだけでも駐車料金20タカ〜をとられます。トイレでは、ドアの前で立ってるにいちゃんたちに2タカ使用料をとられました。

それと、最大のネックは交通渋滞。比較的すいているはずのラマダン中の朝でも、ショナルガオンホテルからボシュンドラ・シティーまで15分ほどかかりました。歩けば5分もかからないのに・・・。

以上、ご参考まで・・・。