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シュンドルボン探検記(回想:199?年)

 最近、「シュンドルボンってどんなところ?」と聞かれることがあります。インドとバングラデシュの国境にまたがる広大なマングローブの熱帯雨林であり、インド側の国定公園に指定されている部分は、世界遺産のひとつに指定されています。むろん、バングラデシュ側がそれに劣っているとかいうことではなくて、ただインドが先に申請して承認された、というだけなのでしょうけどね。

 ボクは、前回バングラデシュに在勤していたときに、シュンドルボンへのツアーに参加しました。広大でかつ交通手段がないというだけでなく、野生のベンガルトラがいるこの森に個人で観光に行くのは不可能ですので、旅行代理店の主催する観光船によるツアーが唯一のシュンドルボン観光の手段といえます。その時は、The Guide Toursというツアー会社の所有する観光船Chutti(休日)号に搭乗しました。いまはもっといろんな会社がやってるみたいですけどね。

 それでは、そのときの写真(当時のちゃっちいデジカメによる写真ですので、画質の悪さはご勘弁を)をご覧ください。

これが、観光船Chutti号。船中泊のツアーですので、寝台つきの個室があります。悪くない装備。
どういうわけか、こいのぼりが。
船内の朝食。
これは昼食かな?チャパティです。
こっちはポラオ(まぜごはんみたいなもの)。
河で取れたカニ。ゆでてみんなでかぶりつきました。けっこう口の周りとか、甲羅で切っちゃって血だらけになったりするのですが、かまわず食べます。とてもうまし。
船内のレクレーション。こういうシンプルなのが盛り上がったりするもんです。
さあ、イカリをあげろー、出発だぁ!
マングローブの森。
ひたすら森。
手漕ぎボートに乗り換えて支流を探検。
おおっと、トラの足跡を発見だア。
上陸したら、ここにもあった!おおこわ・・・。

ひいいいい、ここにもぉ・・・・。

・・・しかし、ほんまかいな・・・。なんかハンコで押したような足跡だよなあ。
これは、トラの爪のあとなんだとか。
これは、夜行性のトラが夜動き回るのを見るための櫓。ツアー参加者の一部はここに泊まって楽しい夜を過ごしたとか。ボクは高所恐怖症なのでやめときました。
とりあえず上ってはみる一行。
ちなみにこちらは、ライフルを持ったガードマンのおじさんたち。トラが出るので、必ず同行してくれます。
河で出会った漁師さん。お食事中です。
漁でとれた小魚を料理しているようです。
これが有名な「カワウソ漁」のカワウソくん。ま、鵜飼の鵜をカワウソに替えたようなものですね。カワウソを河に放って魚を網に追い込ませたり、そのまま魚を取らせて吐き出させたりします。
ただいまお食事中。
はぐはぐ。
そして最後はビーチでのんびり。
まあ、インド亜大陸の土砂が大量に流れ出すデルタの河口ですから「真っ青な海」は望むべくもありませんが、素足で水に入るとそれなりに気持ちよいです。

中には水着とシュノーケルでもぐる勇者もいましたが・・・。

バングラデシュ唯一の世界的観光地ですからね。またそのうち行ってみようかな。