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ノンドン・パーク体験記(2004年10月)

 さてさて、今回は、ダッカ近郊にある「テーマパーク」、ノンドン・パーク(Nandan Park)を体験して来ました。ダッカから車で1時間半といささか遠めなのですが、いろんな意味でとても楽しめるところですから、行って損はないと思います。

ノンドン・パークに着くまでの道はかなり険しいです。なにせ洪水の後なので、主要幹線道路であるこの長距離道もこのありさま。舗装の下地のレンガくずが浮き出ています。けっこうガタガタなので、徐行運転を強いられます。
ここに見える「湖」は、「ダッカ上空写真」の回でご紹介したあの巨大な「水溜り」です。水の中から木が生えています。いや、ただ沈んでるだけか?
ここも、「ダッカ上空写真」でご紹介したレンガ工場の煙突です。たくさんありますが、みんな沈んでいます。

洪水により良質な粘土が得られるとはいえ・・・。
唯一沈んでいなかった工場。
さあ、やっと着きました。ノンドン・パークの正面ゲートです。
これが乗り物券。すべての乗り物券(除くWater world)が付いた入場券は200タカでした。(注:カウンターにはベンガル語で150タカと書いてあったのですが・・・、高いじゃないか、といったら、それは古い料金表だとかいうのです。他の客(?)に囲まれて諭されてしまったのでおとなしく払ったのですが・・・、ひょっとしたら「外国人料金」だったかな・・・?)
園内マップです。わりとシンプル。
マスコット(?)のピエロ。
ボート池です。

・・・おや?向こう岸に妙なものが見えますね?
うわ、なんだこりゃ?

おっさんが風呂入ってるのか?

なんだかシュールな巨像。
ケーブルカーのベンガル語看板。のどかですね。
これがケーブルカー乗り場。

よくみると、2台ずつ異常接近して動いてます。妻は「きっと家族とか団体用ね」と推理してましたが、きっとそうでしょう。
上からおっさん像にあいさつ。

なんともいえない光景・・・。
向こう岸に見えるはローラーコースター。明らかに某「ス○ース・マウンテン」を意識してますね。
ちっちゃな子供たちのための遊戯施設も充実しています。ジャングルジムやシーソー、手動メリーゴーラウンドなどなど。
さて、こちらは、なんだか工事をしているガテンな人々。よく見ると、パイプラインが池に・・・。園内の水はここで汲んでるのかなあ。浄化とか消毒とかどうなってんだろ?
その工事のわきでたたずむガチョウたち。野放しなので、見世物ではないのでしょう。
ケーブルカーが一周して帰ってくると見えるおっさんの肩幅のせまいせなか。
このパークの特徴のひとつに、それぞれのアトラクションについての科学的解説が書かれていることが挙げられます。
これが拡大図。重心がどうとか、推進力の方向がどうとか書いてあります。イード休みの自由研究にぴったり?
さあ、ベンガル語看板ですが、見ればなんとなく分かりますね。そう、ウォーター・コースターです。
これが全景。ゴムボートみたいのにのってすべるのですが、けっこう怖そう。絶叫が響き渡ります。
で、その物理学的解説。・・・読んでもねえ・・・。
ウォーター・コースターで楽しんだ後の若者たち。みんなおケツが濡れています。お隣のおねえさんもしっかり濡れてましたが、見ないフリ。
ここは「アイスワールド(うろ覚え・・・)」。普通、こういう館って、「氷点下○○度を体験!」とかじゃないですか。でも、ここは、入ったら中で雨がふってて、若い男女がロックに合わせて踊っているのです。ああ、ずぶぬれディスコなんだ。

知らずにビデオカメラ片手に入ったからもう大変。5秒で退散しました・・・。

しかし、みんな着替えとかどうしてるのかな?
おや、タイタニック?

なにか凄そうな予感・・・
って、これかい?

ゴム製のタイタニックが傾いています。べつに動くわけでもなく、上によじ登ってすべる、というある意味とても原始的な滑り台。妻とタイタニックごっこしようかと思いましたが、ちっちゃい子しかいなかったので、恥ずかしくてやめました。
そのそばに、「ミニゴルフ建設中」の文字。パットゴルフかな?結構好きで、どこの国に行っても見つけたら必ず楽しんできます。

早くできないかな。
ここは、ノンドン・パークの「濡れ系」コーナー、ウォーター・ワールドです。このパークの一番のウリですね。
なんと別料金250タカをとられます。必ず水着、または着替え持参で行きましょうね。ボクは水着を持ってなかったので入場しませんでした。
これがウォーター・ワールド。歓声が聞こえます。
大きなウォータースライダー。怖そうー。
ぐるぐる回って、ここにザブーン。
ザブーンした人たち。楽しげです。
しかし、よく見ると、みんな服のまんま。着替えとか持ってきてんのかな?
ここは波がでるプール。タイヤチューブにのって楽しんでます。いいなあ。ボクもやりたい。
ここは、レンタル用ピクニック会場。学校のイベントとかで活用されているようです。テーブルやいすとかもたくさん置いてありました。
これがピクニック広場。皆さんもお友達をさそって、いかが?

お・ま・け
ノンドン・パークのシュールな仲間たち!!

ラクダのシーソー。
目がちょっと怖いですね。
とても怖いゴリラのブランコ。

うちの娘は近づこうともしませんでした。
こりゃ怖いわ。
おとぼけ猿のシーソー。
ぱちもんミッキー。鼻が肌色。
これは、ハヌマンなのかナラシムハなのか、それともただのエテ公面のおにいちゃんなのか・・・。
とても眼光がするどいウサギ。ちなみにベンガル語では「コルゴーシュ」。子供に人気のウサギさん、もう少しなんとかならないものか。
一方、こちらはとてもおおらかなカバさん。ストレートなデザインであります。
こちらは、ノンドン・パークとは関係ありませんが、ベンガルの偉大なアカデミー賞受賞映画監督サタジット・ラエの父である戯画作家スクマル・ラエ氏の作品です。ちょっとシュールな画風でコミカルかつちょっと奇妙な動物を描くのが得意な方です。
こうしてみると、ベンガル人の動物に対するある種シュールなイメージの原型がここにあるような気がしませんか?