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ビッショ・イジュテマ(世界イスラム教徒会議)(2004年12月)

 「ハッジ(Hajj:聖地メッカへの巡礼)」に次ぐ世界で2番目に大きなイスラム教徒の会合と言われるのが、この「ビッショ・イジュテマ」です。どういうわけだか、バングラデシュの首都ダッカの郊外、トンギの河原で行われます。今年は12月3日から5日の3日間にわたって行われ、世界59カ国のムスリム数百万人(!)が集まったんだとか・・・。博多どんたくもまっつぁお(死語)。

 最も人が集まるのが最終日の3日目なのですが、このときは空港通りが空港に向かう人の群れで埋もれ、車での通行が困難となります。そのときには、世界でもここでしか見られない、列車の屋根や窓、前や後ろなどにすずなりになった人々をみることができます(一番下の「おまけ」リンク参照)。これを写真に収めようと思っていたのですが、残念ながら最終日は平日でお仕事があるので、2日目に会場を見学してきました。とにかく凄い人の群れです。

ここが会場入り口。奥に巨大なテントが見えます。人が多いのもそうですが、とにかくこれだけの人たちが歩き回るので、土ぼこりがものすごいのです。
河で沐浴する人々。お祈りの場に身を清めるための水場は欠かせません。
これが会場全景。河原に数百万人を収容する巨大テントがあります。
人、人、人・・・。どこまで行っても人の群れです。
これが会場図。テントの大部分はバングラデシュ人用で、住んでいる地域ごとにブロックが分かれているようでした。
「4番通路」という看板です。8番じゃないですよ。
これだけの人たちが3日間生活するのだから、飯炊きも半端ではありません。テント脇に炊き出し部隊が無数に来てました。
なんか、難民キャンプの炊き出しみたいだなーとか思っていたのですが、いやいやどうしてどうして、なかなかこれがうまそうなのですよ。

カレー王子のボクとしては、イスラム会議どうこうよりこっちの方が大いに気になります。
これ、鶏カレーを作る人たち。鶏をさばいています。モツもきっちり分けてましたから、きっとこれも料理するのでしょう。

鳥のモツ料理ってうまいですよー。レストランでは決して出ませんけどね。寄生虫とか怖いから、あまり食べることはお勧めしません。
これは野菜カレー。かぼちゃやピーマン、ジャガイモに茄子。まだカレーになってないけど、それでもうまそう!!

これだけ野菜がふんだんに入ったカレーってなかなかないですよ。

ああ、喰いたい。
こちらはお昼ご飯。ご飯とダール、そしてうすいカレーがあります。
まさに食べんとするところ。おじゃましましたー。
警備に当たる警察の精鋭たちとK9(警察犬)。
これは、会場最寄り駅であるトンギ駅構内のイジュテマ最終日用臨時列車時刻表です。これ全部臨時。ああ、最終日の列車を見たかった・・・。

報道写真は下のおまけをご覧ください。
◎おまけ・・・
 「イジュテマ」びっくりどっきり報道写真
   △LIFE誌サイトの写真
   △Independent紙サイト